チャベス大統領と石油価格 11月25日
チャベス大統領と石油価格 11月25日
反米勢力の筆頭としてあげられるベネズエラのチャベス大統領。よくニュースなどにも登場する有名人だ。原油価格においてインド、中国などの影響によるものもあるが、政治的な理由もある。このチャベス氏が大統領を勤めるベネズエラは世界第3位の原油輸出国なのだ。
アメリカは総じて原油大国との仲が悪い。世界最大の輸出大国はご存知サウジアラビアだが、アメリカで「サウジはテロ支援国家」という非難が強まった頃から、サウジアラビアからの石油輸入を減らす方向で動いた。そして、サウジアラビアのかわりにベネズエラからの石油輸入量を増やした。しかし、その後アメリカはベネズエラとの関係を悪くしてしまった。ベネズエラのチャベス大統領の発言を見ていると、まさに犬猿の仲といったところだ。ブッシュ大統領は石油問題が絡む前は、強気の発言でチャベス大統領の批判を行っていたが、最近では言われっぱなしで守りの姿勢を取っている。一方チャベス大統領は石油を盾に言いたい放題である。石油問題においてアメリカは窮地に立たされているといってもいいだろう。良好な関係の取引先が少ないのは将来的に不安なものである。チャベス大統領の殺し文句の「我々との関係を悪化させると石油1バレル200ドルもありえるぞ!」は恐ろしい脅しである。
イラク関係でも反米感情が高まっており、今後の石油価格の高騰は避けられないところ。ブッシュ大統領の政策が裏目に出てしまい、支持率は低下中だ。世界の強国アメリカだが、今後は違った方向の外交も求められるのかもしれない。
