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偽 12月13日

偽 12月13日

毎年恒例のその年を漢字一文字で表す「今年の漢字」は「偽」に決定された。メディアなどの前日の該当調査においても、たくさんの人が予想を的中させる結果となった。振り返ってみれば今年は本当に「偽」だらけで、株式経済だけでなく、日本全土が混乱した。企業の相次ぐ不祥事に、年金問題、守屋氏騒動の政府。本当にひどいものだ。
この「偽」と言う文字はよく考えてみれば、株式においては良くある話だ。偽装事件と言うものではないが、ファンドが様々な情報操作でたくみに投資家を騙し資金を吸い上げたりなど。中々たちの悪いものも多い。一連の不祥事と比べると違いは、犯罪であるか、そうでないかだけのようにも思えてくる。だが、株取引の基本には騙しあいのような部分もある。投資家として成功するのは1割で、残りの9割は資金を吸い取られて市場から撤退すると言う事実があるのだから。巧みに取引をする1割の人にうまくハメられているともいえる。
最近は利益を追求する動きが全体的に強い、企業はもとより、個人の思想もお金を稼ぐことに対する執着が強くなっているように感じる。そうした中で、もっともっとと追い求めるうちに不正に手が出てしまうのだろう。偽というのは人の悲しい性なのかもしれない。昔の義理人情や、恩義といった人との重要なつながりが薄れている現代はとても悲しいものである。今年は悲しいかな「偽」の文字が選ばれたが、来年は「偽」のような悪い言葉ではなく良い言葉が選ばれることを切に願う。

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