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トヨタ自動車の影 1月8日

トヨタ自動車の影 1月8日

今日、町を歩いていたらトヨタへの抗議運動を街中で見かけた。社員の過労死を訴える話に始まり、労働者の賃金の底上げ、格差社会の縮小など。現代の社会問題を如実に捉えた内容だった。
トヨタ自動車といえば、知らぬ人がいないであろう程の大企業である。その活躍ぶりは国内に留まらず、世界においてもトップの収益を誇り、注目を浴びている。連日、新聞やテレビなど、様々なメディアでトヨタの驀進劇が報じられている。しかし、トヨタ自動車の裏の部分も最近明るみに出始めてきた。このトヨタ自動車の裏の部分は、トヨタ自動車のみの問題に留まらず、格差社会における問題に置き換えることができる。
90年度と比較し、トヨタ自動車の株主配当は4倍程度に上昇したが、その影で従業員の賃金は減少していきました。トヨタ自動車の正社員はまだ良いとしても、下請会社、外人研修生への待遇は酷いものです。現在の原油高から来る原材料高などにより、苦しい状況にある上に、コスト削減の圧力をかけられているという板ばさみ状態にあえぎ、ワーキングプアの現状を引き起こしています。今回、社員の過労死をきっかけにそうした厳しい内情も明るみに出ており、違法に安い賃金での雇用や、きついサービス残業などの実態が明らかとなってきました。
何度か取り上げてきましたが、格差というのは難しい問題です。今回のトヨタ自動車の一連の不祥事はやりすぎだとしても、格差を無くすということは競争力を無くすということに繋る。世界規模のグローバル経済で、競争力が低下するということは致命的なことである。やはり、こうした問題を解決するためには会社の自主性のみに任せていては、改善は難しい。政策により、労働者の生活を保障する必要がある。しかし、今のリーダーシップのない政府にそれが望めるとは到底思えない。本当に難しい問題である。

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