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ヒラリー氏の巻き返し 1月11日

ヒラリー氏の巻き返し 1月11日

米大統領選挙、アイオワ州に続き、ニューハンプシャー州での選挙が終わった。結果は前回の勝者であるオバマ氏を抑え、ヒラリー氏が1位となった。オバマ氏が勢いづくかと思われた前回の結果を覆す結果だ。これにより、再び次期大統領の行方は分からなくなってきた。
ヒラリー氏の勝利について、白人が95%を占める州だったからということがあるだろう。やはり、白人と黒人の差別的概念は完全に消えたわけではない。それをこの結果が如実に物語っているだろう。また、今回一番注目したい理由が、ヒラリー氏のイメージ戦略。ヒラリー氏は現代における強い女性の象徴的存在で、初の女性大統領という偉業を成し遂げようと、これまで涙を見せなかったという。人は完璧なものには好感を示さないというように、その心理がヒラリー氏に対しても働き、優秀なのは認めても今ひとつ高感度においてオバマ氏に一歩引いていた節がある。そして、今回会見の場で涙ながらに苦労を口にするという行為を見せた。それはこれまでの何事にも負けない強気な女性のイメージを壊し、更には国民との壁も1つ壊れたのだろう。これによりヒラリー氏の人気は息を吹き返し、再びオバマ氏に並ぶほどとなったのである。
私は今回のヒラリー氏のやり口には少々遺憾である。女性の武器である涙を選挙に用いるということは結局のところ男女差別での票を獲得したようなものだからだ。とは言え、確かに効果的で素晴らしいイメージ戦略であり、それをいきなりやってのけるヒラリー氏の力量にも感服する。切羽詰った状況でやれることは何でもやりたいというのも分かる。また、実際のところ苦労は相当のものであり、涙ながらに語ったことは本音でもあるのだろう。中々興味が尽きない米大統領選挙、引き続き動向を見守りたい。

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