遺伝子組み換え作物の今 3月10日
遺伝子組み換え作物の今 3月10日
遺伝子組み換え作物を好んで食べる日本人は稀だろう。日本では健康の影響に対する不安が根強いことから、遺伝子組み換え作物を敬遠している。しかし、最近の食糧事情、つまり穀物高騰により、そうも言っていられなくなってきている。遺伝子組み換えの栽培が本格的に始まり、昨年までの過去12年間、実に遺伝子組み換え作物の農地が70倍に激増しており世界的に需要が増えている。
遺伝子組み換え作物は、遺伝子の操作を人工的に行うことにより、収穫量を増大させたり、生命力を強くし丈夫な作物を作ったりする。現状の穀高騰の現代においては非常にありがたい話だ。また、これらの穀物もバイオ燃料の原料にも利用できるため利用価値が更に大きくなる。主にインド、中国など新興市場国、途上国などを中心に栽培が盛んになっている。現状の物価高騰においてはメリットばかりが目立つところだが、一方で穀物価格暴落の可能性を示唆する専門化もおり、未来の事を考えると一概に良いとは言えない部分もある。
また、日本人は遺伝子組み換え作物を嫌ってはいるが、一部の加工食品には使用されており、国の規定により割合が一定以下ならばパッケージへの記載も義務付けられていないのだ。よって、私達は知らず知らずのうちに口にしている可能性は十分にある。
今後も穀物高騰が続いていくのであれば、遺伝子組み換え作物はもっと私たちの身近になっていくことだろう。近いうちに消費者側と、メーカー側、そして日本農家、色々な変化がありそうだ。
